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色の迷宮

2003年3月CYBテキスト
色の迷宮

「色彩の反乱」の後、表現主義の伝統の中で、私の仕事はしばらく前から「色彩の迷宮」の探求に取り組んでいる。

各作品は一つの探求であり、逃れ去る真実を目指すものである。到達させてくれない迷宮の中心のように。

各作品は一つの通過儀礼の道であり、大切なのはその道そのものである。ある教会の床に刻まれた迷宮のように。

そして作品と出会う者は、そこに他の誰とも似ていない自分だけの道を発見する。

色彩は迷宮である。それが形を生み出す限りにおいて。色彩は建築となる。

色彩は迷宮である。なぜなら、それは聞かせ、理解させ、つかませるからだ。内耳の迷路のように。視覚は聴覚と出会う。

色彩は目に見えないものへと導く。その迷宮は、不可視なるものへのアクセスを可能にする。

色彩の迷宮——色彩はそれ自身の彼方へと導く。